2006年05月23日

あとを継ぐもの

祖母の四十九日が終わり、先祖代々の墓に納骨をしました...
重い重い墓石を慎重に開くと、先祖代々の骨壺が見えました。祖父の骨壺が、この墓に納められて10年あまり... 
あの夏の日は真っ白だった壺も、ちょっぴり赤茶けていて、遠いご先祖様のすっかり赤茶けてしまったものと、そう遠くない日には、見分けがつかなくなりそうでした。
そんな祖父の骨壺の横へ、真っ白な祖母の骨壺を納めました。
墓石を元に戻して、みんなで花やお線香を焚いて、祖母とお別れをしました...
そして、主を失った田舎の屋敷の座敷で、ごちそうをいただきました。

中庭の小さな菜園では、黄色い小さな菊のような花が沢山咲いて風に揺れていました.... 良く見ると、去年の秋口に祖母が植えた春菊が大きくなって、花が咲いてしまったものでした。
意外にも鮮やかで可愛い花です...

あとを継ぐもののいないこの屋敷は、今後5年間はこのまま保存しようとの誓いの下、祖母の息子・娘の4つの家族で、月に数日滞在して守っていくことになりました。

季節は、早くも初夏の風情...
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posted by NOBU at 02:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

さようなら交通博物館

万世橋の交通博物館が閉館しました....
僕にとって交通博物館は、子供の頃の楽しい思い出がたっぷり詰まった、ちょっと特別な場所でした。
最初に行ったのは、確か幼稚園の年中さんの頃... 母親に連れて行ってもらいました。
建物の前には、蒸気機関車のD51と初代新幹線の先頭部分が並んでいて、しかもライトがついていて... それだけで大興奮しまったのを覚えています。
館内に入ると、ホール部分には大きな蒸気機関車が二両並んでいます。天井を見上げると、アンリファルマン複葉機やヘリコプターがつり下げられていて、館内は古い機械油の仄かな臭いが漂っていました。
そして、一番大好きだったのが、何と言っても巨大なジオラマセットです。
巨大なジオラマセットには、大きな待ちの駅施設が再現されてあって、たくさんの線路、駅舎、引き込み線があり、様々なタイプの鉄道車両が並んでいました。
デモンストレーションの時間になると、係の学芸員さんが、解説とともに、その街の一日の鉄道の運行を見せてくれるのです。
幼い僕は、もうこれが好きで好きで.... ガラスにおでこをくっつけて、瞬きひとつせずに眺めていたものです。
あんまりガラスにくっつきすぎて、自分の吐息でガラスが曇っちゃって、余計に見ずらくなったりしてたっけ...(^_^;)

そんな日々から今日まで、何度ここへ足を運んだことでしょうか。
さすがに社会人になってからは、滅多に来なくなりましたが、大学の頃までは、実は時々訪れていました。
とても寂しいときや辛いときにここを訪れると、小さい頃のやさしい家族に会えるような気がして... 
しばらく館内を歩き回っていると、なんだか楽しい気分になって、嫌なことを忘れて元気になれる大切な場所でした。

さようなら交通博物館... さようなら
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posted by NOBU at 23:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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